フリーランスで働くということ

会場に所属していたとき。
ホテルにご来館していただいたお客さまには
「うちだとこんな挙式ができますよ」「パーティ会場はこんなに可愛いんです」「立地が最高です」
そんな、自社の魅力を一方的に伝えるご案内ばかりをしていました。
【結婚式会場】という商品を売るのが仕事ですから、それはそれで正しいことでした。

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今、わたしの働き方は少しだけ違います。

わたしはフリーランスのウエディングプランナーです。
じぶんのチャペルやバンケットなんて、当然ながら持っていません。

お問い合わせをいただくと、まずは、真っ白な状態でおふたりにお会いします。
そこでわたしから説明することや伝えることはほとんどありません。
上記の通りわたしはなにも持っていないからです。

そのかわり、結婚式についてふたりとじっくりとお話しをします。
漠然と「結婚式をしなくちゃいけない」のままではなく
「なんのために、どういうテーマ(表現)で、どんな結婚式をしたいのか」をヒアリングし
「じゃあそのためには”どこで” ”だれと” ”なにを”したらいいのか」を一緒に考えます。

このお話しは、ふたりが納得するまで何度でもさせていただきます。
そして「一緒に結婚式準備をしていきたい」そう思っていただけたら、お申込みとなります。

そこにはまだなんの商品もありません。
会場も、衣装も、料理も、なにひとつ明確にご提示していないのですから。
あえて言えば、その時点でお客さまに売った商品は【わたし自身】だと感じています。
わたしに、一生に一度の特別な日を、そして決して安くない金額を、預けてくださったのだと。

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結婚式とは、当日を迎えるまで決して目に見えないお買いものです。
その日を迎えるにあたり「この人となら」、そう思ってもらえるだけの人でありたいとおもっています。

それは「完璧な人」ということではなく(それはたぶん無理ですわたし。)
ひとつひとつの結婚式を心から大切に想い、新郎新婦ふたりの気持ちに寄り添い、
ただ同意するだけではなく、真剣に考えるからこそ時には反対意見も言ったりしながら、
一緒にふたりの結婚式をつくりあげるパートナーであるということ。

全ての新郎新婦にとってそんな存在になるのは無理だとわかっています。
でも、おなじものを見て一緒に素敵だとおもえるふたりと出会えれば
それはきっと素晴らしいご縁になるとおもうんです。

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