2年前の5月にプロデュースした、隆太郎さん&梓さんのHOLIDAY wedding。
そのときにゲストとして来ていた比佐子さんが
「あんな楽しい結婚式ならしたいとおもって。」
そうメールをくれたことが、この日のはじまりでした。
(なおレポート内での登場頻度は高め!目立ってました。笑)
家族だけでの披露宴をご希望だったふたり。
ご家族にきちんと挨拶をしたいと望む比佐子さんは
育ったご実家で、家族に見守られながらの花嫁支度を選ばれました。
お母様やお兄さん、お姉さんへ感謝を伝え
今日のこの日をきっと心待ちにしてくれていた
亡くなったお父様とお兄様にもふたりで手を合わせ
晴れの日をご報告されました。
挙式を行ったのは
比佐子さんが小さな頃からお世話になった地元の小さな神社。
ご家族との距離がすごく近く、
写真を見ると笑顔もいっぱいで
大きな神社で行う時の荘厳さとはまた違う
温かな雰囲気の神前式だったことが伝わってきます。
リングピローは、比佐子さんのひいおばあちゃんの着物の裏地を使って。
たくさんの縁があり、命を繋いできてくれたひとがいるおかげで
今日のこの日があることを感じられました。
食事会は出島という観光施設の中にあるレストランにて。
以前は外国人所有の建物だっただけあって
クラシカルな佇まいが素敵なレストランです。
会場の雰囲気に合わせてふたりもクラシカルなスタイルで登場!
康祐さんの仕事関係のテーマカラーであるライトグリーン。
比佐子さんの仕事を表す色である、海のブルー。
それらをテーマカラーに会場を彩りました。
「数年間片想いしてやっと振り向いてもらった」
という康祐さんの熱いエピソードにみんなが笑顔になり
にぎやかで楽しすぎる披露宴のスタートです!
もう、とにかく、にぎやか!
あれ?今日100人くらいいたっけ?とおもうほど
25名の小さな披露宴とはおもえないパワーが溢れていました。
ふたりの結婚が嬉しくて嬉しくてたまらないみんなの想いがあふれて
幸福なパワーが会場中を包んでいたんです。
そしてなにより全員がエンターティナー!
スピーチでもほぼ全員がひと笑いとっていくし
新婦側親族一同の余興がやけにクオリティ高いし
お母さんから息子へのツッコミは若干きつめだし
新郎は途中から本気で酔っ払いになってるし
もう、ツッコミどころ満載の楽しさ。笑
途中でふたりは少しだけカジュアルなスタイルにお着替え。
この日のために仕立てたスーツも、
悩んで悩んで選んだ上品でシンプルなドレスも
みなさんに大好評で「かわいー!」と大歓声でうれしかったです。
そんな 笑いがいっぱいのこの披露宴でしたが
最後にはしっかりと言葉で想いを伝えたふたり。
比佐子さんがお手紙を読み上げる中で
この場にいることが叶わなかったお父さんやお兄さんに想いを馳せ
「だけど今日、親族が増えてとても嬉しい。」
そう涙ながらに言葉にした時、会場中が同じ心で涙しました。
お手紙を読み終わりこれでおひらき・・
だったのですが、ここで新郎から新婦へのサプライズ!
新郎 康祐さんがゲストからお花を集めはじめました。
そのお花は、季節外れの比佐子さんが好きなひまわりの花。
「実は正式にプロポーズしてないんです。
なのでブーケセレモニーってやつ、したいんですが」
そう言って比佐子さんに内緒で準備して来たプロポーズのセレモニーです。
ゲストから集めたひまわりを比佐子さんに渡し
「俺が絶対に幸せにします、任せてください!」
そう言い切った康祐さんはこの日までで一番かっこよかったです。
「同じ考えを持つ、兄弟のようなパートナー」
「恋人ではなく家族になりたいと思った」
そんな風にお付き合いが始まったのが納得できるほど
同じ空気感を持つ、仲のいいご家族に囲まれて育ってきたふたり。
ご家族やふたりの余興や言葉に
会場中が一体になって泣いたり笑ったりして
つられてわたしも泣いたり笑ったり、普通に大爆笑もしてました。
「プロなんだから花嫁の手紙で泣いたらダメ」
そう教えられたし実際その通りだとはおもうのですが
ダメですね、わたしきっと誰より先に泣き出してしまいました。
だけどたぶん・・・この感情移入こそがわたしのプロ意識なんです。
ふたりのことを好きになってしまうからこそ、一緒に泣くし笑います。
ふたりの退場後。
ぜんぜんスマートに進行できなかったわたしに
ご家族が誰からともなく拍手をくれて「ありがとう」と口々に言ってくださり
ああ、これでいいんだなぁとおもえた結婚式でした。
ふたりが築いていく家庭は、同じように明るくて
きっと愛情に溢れたものになるんだろうなぁって楽しみでなりません。
本当におめでとうございました!
▼PARTY DATA▼
STYLE: 着席 食事会
FOOD: フルコース
GUEST: 親族 約25名
LOCATION: 長崎市内 レストラン