真悟さん、梨沙さんの結婚式への想いは最初からまっすぐで
「ハワイ挙式後におひろめのラフなパーティをしたい」というものでした。
いわゆる結婚式、というものはハナから頭になく
クラブイベントのようなカジュアルなパーティ。
ただ根が真面目なふたりは、親族に対しても
そんなスタイルでいいんだろうか?と悩んでおり、
ご友人の直喜さんから nina mariageのことを聞いて
まずは相談を…というかたちでお問い合わせくださいました。
どう中間地点をとったらいいのか?というふたりに
「お昼と夜、ゲストを変えて2度の披露宴をしましょう!」という
nina mariageの得意分野、二部制ウエディングをご提案!
「なるほど!」と、ふたりの顔がパッと明るくなったことを覚えています。
一部のご親族30名での披露宴は、料亭にて。
お座敷の上に椅子を置き、着物の方も楽にくつろげる会場作りを。
梨沙さんは刺繍が豪華な金色の色打掛で会場を彩りました。
親族紹介では両家のお父様がナイスキャラを発揮してくださり
慣れない場に少し緊張していたみなさんも
和やかにお写真撮影やおしゃべりを楽しみ始めました。
ご親族が、それはもうノリが良くて!
ご友人が多い結婚式ではどうしても遠慮しがちになりますが
親族ばかりの小さな披露宴だからこそ
楽しそうに検番遊びに参加していらっしゃいました。
再入場はドレスにて。
ハワイ挙式ではバージンロードがなかったということだったので
お座敷ですが、気持ちだけ…お父様によるエスコートと
新郎へのバトンタッチをしていただきました。
お父様に手を引かれ、見守ってきてくれたご親族の間を歩く梨沙さん。
深々と頭をさげ、とても大切そうにその手を受け取る真悟さん。
この瞬間に、会場中に幸福感が溢れました。
言葉ではなく温度や光になって「おめでとう!」の声が聞こえるようでした。
両家の家族がひとつの親族のようにおしゃべりを楽しみ
家族だけの結婚式は温かくおひらきとなりました。
そしてふたりは、第二部のパーティ会場へ。
街の中心地にあるこちらのカフェ。
ふだんは二次会などでよく使われているお店です。
「ニューヨーク風!紺と赤が似合う会場!100人規模!」
そんなふたりのイメージをきいたときにいちばんに思いつき
提案したところ、ふたりもすぐに気に入ってくださいました。
二次会で来たことがある方にとっても
「今日はなんだか違うぞ」とおもっていただけるよう
会場コーディネートやお料理のクオリティにこだわって準備。
このパーティのコンセプトは【 Feel free!! 】
ご自由に、気兼ねなく、そんな意味の言葉です。
結婚式だからという枠にとらわれず、好きなときに好きなことをして
好きに席を立ち、ラフに楽しんでほしいというふたりの想いを込めました。
乾杯用のビールは「Tui(トゥイ)」という
ふたりが10年前に出会った留学先ニュージーランドのビール。
乾杯後はDJ NaokiによるBGMにのって自由な結婚パーティのスタートです!
ケーキ入刀、ゲームタイム(真悟さん念願のロシアン寿司!)
ゲストからのスピーチなど、きちんとポイントは入れつつも
基本的に「ご自由に!」なスタイルのこのウエディングパーティ。
ふたりもゲストの席を自由に動き回り、軽やかに過ごしていました。
パーティ後半は、入場時の赤×デニムのコーディネートから
ネイビーのサッシュベルトをメインにしたコーディネートへチェンジ。
再入場のBGMはご友人による生歌で、会場のみんなが聞き惚れていました。
そしてパーティのクライマックスは・・・
DJ Lucy & MC ShingoによるDJタイム!
目を合わせながらDJブースで笑うふたりは本当にキュートで
会場中がハッピーな空気に包まれ、まるでクラブのような大盛り上がりに!
(あんまり楽しくてわたしも思わず混ざりたくなりましたが…我慢!)
この日のドレスコードはネイビー。
ネイビーのコーディネートをしたふたりが
ネイビーの服を着たゲストに囲まれている絵はなんだかすごく幸せでした。
ラスト、不器用な真悟さんがこっそり考えた
梨沙さんへのサプライズ花束ではおもわず涙する梨沙さん。
真悟さんはいつも冗談ばかり言うけど、とっても真面目で愛情深いひと。
梨沙さんは、そんな真悟さんに「もう!」と言いながらも笑いながらついていく…
そんなふたりの関係性がとっても素敵で、打ち合わせもいつも笑ってばかりでした。
「せっかく来てもらうなら楽しませようよ」
「じゃあこんなことしようよ!」
結婚式という枠にとらわれずゲストが楽しむことを最優先で考え
自由な発想でパーティを企画したふたりの、楽しくて、ちょっぴり感動的な結婚式。
それは、長いようであっという間の1日でした。
「今までの人生で最高の1日だった!」
nina mariageにとっても初めての雰囲気のウエディングだったからこそ
ふたりがそう言ってくれたこと、心からうれしかったです。
結婚式って、そうそう、こういうものなんだよねって思える結婚式を
2016年のいちばん最初にプロデュースできたこと、
わたしにとってもきっと意味があると信じています。
▼PARTY DATA▼
Day time
STYLE: 着席 披露宴
FOOD: 和食懐石
GUEST: 親族 約30名
LOCATION: 長崎市内 料亭
Night time
STYLE: 着席 会費制パーティ
FOOD: ビュッフェ
GUEST: 職場・友人 約90名
LOCATION: 長崎市内 カフェバー