挙式:仏前式
初めてニーナのアトリエへお話しにきてくれたとき、二人の意見は正反対でした。
新郎さまは、お世話になっているお寺での仏前式を挙げたいと心が決まっていました。
新婦さまは、仏前式に馴染みがなさすぎて、前向きになれずにいました。
そんな二人に話したのは
仏前式とはなにか?
そもそも仏さまとは誰のことを指すのか?
宗教心と挙式と関係性や意味合い、それぞれの歴史的背景。
大切なのは説得することではなく、知らないこと(=不安)を教えること。
その結果、二人でしっかりと話し合い、前向きに仏前式を挙げる方向で決まりました。
だけど花嫁さまは、きっと100%腹落ちしていたわけではなかったかもしれません。
(馴染みがなさすぎてピンとこないですもんね。)
そして迎えた挙式の日。
お寺の皆さまがとてもよくしてくださったのはもちろん。
近所の方や、併設の幼稚園の子どもたち、みんなが心から祝福してくれて、それはもう映画のワンシーンのような素晴らしい光景でした。
これぞ古き良き日本の結婚式、そうおもえる1日でした。
式後、花嫁さまが「この挙式にして本当によかったです」そう笑顔で言ってくれました。
それを聞いて新郎さまがとっても嬉しそうで、わたしもとても嬉しかったです。
和装:ventcouleur
スーツ:MARUBENI
ドレス:nina mariage
撮影:taratine
和装着付け:佐和着物教室
ヘアメイク:Kumiko Hiramatsu