人数/約100名
挙式/諫早神社
披露宴/料亭橋本
花嫁さまは大学の同窓生で、2年半ふたりで暮らした元ルームメイト。
わたしにとって友だちというより家族のような存在です。
ですので この日の結婚式は、もちろん大切なお仕事でもあるのだけど、それ以上に家族の結婚式のような…不思議な気持ちになる1日でした。
もともと無駄や華美なものを好まず、地に足のついた考え方のふたり。
「結婚式でなにを大切にしたいか」寄り道をすることもなくまっすぐにふたりらしい答えを導き出しました。
結婚式のテーマは「大酒宴」。
ふたりが主役の「披露宴」ではなく、皆で盃を飲み交わす「酒宴」という言葉がふたりにふさわしい、そう感じてこの言葉を贈りました。
日本酒や花札、BGMは昭和の懐メロ。
ふたりのディープな趣味嗜好を取り入れ、でも表面だけ個性的にまとめるのではなく。
ふたりのいちばんの個性である「人とのご縁を大切に考える姿勢」をしっかりと伝える時間を設けました。
塾の先生と生徒として出会ったふたり。
貫禄はありますが、実は新郎が生徒です。
そして新郎から新婦への第一印象は「薄幸そうなひと」だったそう…!
でもふたりの結婚が決まり、一緒に暮らし始めてからの新婦さまは、独特な雰囲気はそのままに穏やかで幸福な空気に包まれていました。
そしてこの日は、今まででいちばん幸福を纏い、その姿はとても美しかったです。
招待状に同封した花札に記したのは「開運」の言葉。
開運とは、運が開けて幸せに向かうこと。
これからともに歩むふたりの結婚生活がこの言葉通りであることを願っています。
和装:ventcouleur
引き振袖:simply red
撮影:photo serendipity
装花:flower design flow
着付け:佐和着物教室
ヘアメイク:Yasue Tanigawa
デザイン:Kahan Ishimoto