昨年5月、独立して10年を迎えました。
この節目を機に、これまでの個人事業から形態を変え
8月23日に株式会社ニーナマリアージュを設立いたしました。
これをしっかりと言葉にしないと次の投稿ができない…
そうおもっていたら、あっという間に年末!
半年近く更新ができずにいました。
お仕事への想いは2つ前の「10周年のblog」でしっかり言葉にしたので、このblogは感傷的な内容というよりは、ここまでニーナを支えてくださった皆様への報告という意味合いが強いかもしれません。
独立を決めた頃はまだ27歳。
「結婚式が好き!」という純粋な情熱に動かされて、あまり先のことを考えていなかったようにおもいます。
仕事というのは、自己満足ではなく「誰かの役に立ち 対価をいただく」ことで成立する世界。
目の前のひとのために、わたしにできることを無我夢中でやってきました。
そして40歳を目前にした今。
いつまで同じ働き方ができるだろう?と、今のじぶんを俯瞰で見る時間が多くなりました。
体力的なものはもちろんですが、結婚適齢期の新郎新婦さんと年齢差が離れていくこと、それは決して小さな問題ではありません。
わたしがブライダルの世界で誰かの役に立ち続けるためには、今のままではいつか電池切れになってしまうとおもったんです。
そして自身だけではなく、今のブライダル業界を俯瞰で見た時。
「本来、結婚式に大切なもの」と「今のブライダル業界に大切にされているもの」の間に、違和感やギャップのようなものが見えてきました。
この違和感はきっとずっと大きくなっていくことを感じました。
そうならないために必要な条件をそろえるためには、もう少し誰かの力を借りることができるシステムが必要でした。
そして、わたしなりに数年後を見据えて法人化を決断しました。
社名はすっごく悩みましたが、10年間わたしを支えてくれた「ニーナマリアージュ」のまま。
マリアージュはフランス語で「結婚式」「結婚生活」を意味する言葉です。
そしてそこから転じて「別々の2つのものが お互いを引き立てあって調和している状態」のことも、マリアージュと呼ぶそうです。
ワインと食事のマリアージュ、と耳にするように。
せっかくの会社設立。
これからは結婚式だけの枠に囚われることなく、人と人、場所と場所、いろんな出会いを生み出せるような、そんな人に、そんなお仕事に、なっていけばいいなという願いも込めています。
現在の
◇ウェディングプロデュース
◇ウェディングフォトプロデュース
◇アニバーサリーフォトプロデュース
◇ウェディングドレスレンタル
◇ドレスデザイナーさんとの提携事業
◇アンティーク着物レンタル
を、引き続き、まずは基盤として。
そこにプラスして今後は
◇イベントプロデュース
◇空間演出・デザイン
◇ブランドディレクション
◇映像事業
◇ブライダルにまつわる教育事業
など、新しいことにも挑戦していきたいとおもっています。
変わるもの、変わらないもの。
それぞれを大切に、さらに邁進して行く所存です。
本年もどうぞよろしくお願いします。
株式会社ニーナマリアージュ
代表取締役 今坂(石本)美晴