もしかしたら
ニーナマリアージュのHPをご覧くださる方が
ここ数日で、ちょっとだけ増えるかもしれません。
そこで、久しぶりのブログでは
ニーナマリアージュについて
すこしだけ自己紹介のようなことを書いてみようかとおもいます。
はじめまして。
ニーナマリアージュの今坂と申します。
4年間の式場ウエディングプランナー経験を経て、
式場という枠にとらわれないもっと自由な結婚式を実現するために
ホテルや式場に所属しない、フリーランスのウエディングプランナーになりました。
一生一緒にいることを決めたふたりが
それを大切な家族や友だちに伝えて、
いっしょによろこぶ、しあわせな日。
そのしあわせな気持ちを
2時間半という限りのある時間の中で
高級フレンチや、ケーキ入刀、キャンドルサービス
それらだけに込めるのは、すごく難しいことでした。
だからもっとシンプルに考えることにしたんです。
たとえば
ふたりがよくデートをした公園で
青空の下で指輪の交換や誓いのキス
お気に入りのシャンパンで乾杯をしたら、
焼きたてのピザやバーベキューでパーティを!
かたちにとらわれなくても
そこに、しあわせなふたりと祝福するみんながいれば、
それが「結婚式」なんじゃないかな、
そうおもうようになりました。
それは「ふつうの結婚式」じゃないかもしれません。
でも、ただ「おもしろいだけの結婚式」をしたいわけでもありません。
ふたりらしい場所。
ふたりが大切におもうこと。
ふたりが絆を感じるものとひと。
ひとつひとつに意味のある特別な一日。
わたしがお手伝いしたいのは、そんな「もっと自由な結婚式」です。
実は上記の文章は、11年前に書いたもの。
2013年にニーナマリアージュのHPを立ち上げたとき
わたしがいちばん最初に書いたブログです。
(今はそのHPはありません。)
その頃の気持ちを今読んでも、まったく変わっていません。
わたしが伝えたいのはほとんどこのまんま。
では、もうひとつ。
そもそもフリーのウェディングプランナーとは?
というところも、過去のブログの文章を借りてご紹介します。
ホテルのプランナーとしてお仕事をしていた頃
ご来館していただいた新郎新婦さまには
「うちだとこんな挙式ができますよ」
「パーティ会場はこんなに可愛いんです」
「立地が最高で、料理も美味しいです」
そんな、自社の魅力を伝えるご案内ばかりをしていました。
【結婚式会場】という商品を売るのが仕事ですから、それはそれで正しいことでした。
今、わたしの働き方はまったく違います。
わたしはフリーのウエディングプランナーなので
当然じぶんのチャペルやバンケットなんて持っていません。
お問い合わせをいただくと、
まずは、真っ白な状態でおふたりにお会いします。
そこでわたしから提案できるものはほとんど何もありません。
上記の通りわたしはなにも持っていないからです。
そのかわり、結婚式についてふたりとじっくりとお話しをします。
漠然と「結婚式をしなくちゃいけない」のままではなく
「なんのために、どんな結婚式をしたいのか」をヒアリングし
「じゃあそのためには、どこで・だれと・なにをしたらいいのか」を一緒に考えて
その時点でおもいつくアイディアを二人にお伝えします。
その上で「今坂さんと一緒に結婚式をつくりたい」そう思っていただけたら、お申込みとなります。
そこにはまだなんの商品もありません。
会場も、衣装も、料理も、なにひとつ明確にご提示していないのですから。
あえて言えば、その時点でお客さまに売った商品は【わたし自身】だと感じています。
わたしに、一生に一度の特別な日を、そして決して安くない金額を、預けてくださったのだと。
結婚式とは、当日を迎えるまで決して目に見えないお買いものです。
その日を迎えるにあたり「この人となら」
そう思ってもらえるだけの人でありたいとおもっています。
それは「完璧な人」ということではなく、
ひとつひとつの結婚式を心から大切に想い
新郎新婦ふたりの気持ちを拾い上げて
真剣に考えるからこそ時には反対意見も言ったりしながら、
一緒にふたりの結婚式をつくりあげるパートナーであるということ。
全ての新郎新婦にとって、そんな存在になるのは無理だとわかっています。
でも、おなじものを見て
一緒に素敵だとおもえるふたりと出会えれば
それはきっと素晴らしいご縁になるとおもっています。
こちらのブログも11年前のもの。
だけどやっぱり、今の気持ちと変わっていませんでした。
ここまで愚直に、軸が変わることなくまっすぐに歩んできたのだとおもうと、自分でも驚くほどです。
もちろん変わったこともあります。
ニーナを立ち上げた頃20代だったわたしは、あと数ヶ月で40代になります。
11年分の経験・知識が積み重なり、できることや、俯瞰で見えるものがとても増えました。
その分 怖いものも増え、危機管理能力も身についたとおもいます。
まわりで支えてくれる人の数は、何倍にもなりました。
ニーナマリアージュは、どんどん良くなっていると感じます。
ニーナと出会ってくれた新郎新婦さまたちのおかげです。
さて、この長い長い文章。
ここまで読んでくださった方はどれくらいいるでしょうか。
きっとこのブログを、内容を咀嚼しながら興味を持って読める方は少ないはずです。
それが「同じものを見て、一緒に素敵だとおもえるふたり」との出会いなのかもしれません。
そんな新郎新婦さまがいらっしゃったら。
そしてもし結婚式について悩んでいたりしたら。
ぜひ一度、結婚式のお話をしにきてください。
お二人にとっての「答え」までは出せないかもしれませんが、ちいさなヒントくらいはお渡しできるかもしれません。